犬と人の家庭のルール
こんにちは。
Brückeドッグトレーナーの渡邊です。
今年の夏はトレーニングと預かりっ子の出入りが多数あり・・・
忙しく、学びも多い夏となりました。
預かりボランティア生活の様子は預かりブログで綴っています。
もしよろしかったら、ご覧になってください♪
こちらのブログでは何度も書かせていただいていますが・・・
犬の行動が増える→行動の定着(強化)
犬の行動が減る→行動が無くなる
という過程をたどって行動が作られていきます。
犬と暮らすうえで大切なことは・・・
家庭の中でルールを決めるという事です。
ソファーに乗って良い、ベッドに乗って良い、家族がダイニングテーブルでご飯を食べているときに、近くに寄ってきて良い、一緒に寝るのもOKなどなど・・・
各家庭によってそれぞれルールは違うと思います。
それは各ご家庭で決められて良いことだと思います。
でもでも、これは人がひとつづつ丁寧に教えてあげなければ、犬にはわからないことです。
犬の世界では、行こうと思ったところには行けるわけだし・・・
食べたいものは食べるわけだし・・・
自由気ままに生活するわけです。
でも、ひとたび家庭犬として家族と一緒に暮らすという事であれば・・・
やっぱり愛犬にも家族のルールを理解してもらって、そのルールに則って生活してもらわなければ・・・
家庭は、犬にも人にも混沌とした場所になってしまいます。
でも、人ばかりが犬にルールを押し付けるのではなく・・・
人も犬の習性や、犬の考え方、行動の学習の仕方を学び・・・
上手に人間の家庭生活をガイドしてあげる存在でなければいけません。
まずは・・・
教えてあげてください。
教え方も色々あります。
例えば広場があって、「ここから先には行ってはいけません」という境界線があったとします。
あなたならどうやって犬にその境界線を越えないようにさせるでしょう?
境界線に深い堀を作れば・・・
物理的にいけませんね。
でも、犬は境界線を越えてはいけないということは理解しないでしょう。
一番簡単なのが、とげとげのある針金を張り巡らしたり・・・
触ると「ビビっ!」っとくる電熱線を張り巡らしたら・・・
「痛い!」という経験から犬はその境界線に近寄らなくなるでしょう。
これは時間もかかりませんし・・・
きっと犬はその線が、自分にとっては「嫌な刺激」となり近づこうとはしなくなるでしょう。
でも、犬たちは人の言う「NO」をちゃんと理解することができます。
これは、ダメなものに対して「NO」と言っていれば伝わるものではありません。
「NO」という言葉が報酬制のない、褒められるべき行動ではないということを犬にまず教えるのです。それが犬に理解された時に初めて「NO」が犬に伝わります。
犬に「NO」を教えて、「COME」で来させる。
人のリーダーシップ云々ではなく・・・
ちゃんと学習させて、強化すれば、犬は理解します。
犬との関係づくりは、一つ一つ丁寧に順を追って教えてあげることが大切です。
その中で信頼関係が育まれ、犬たちは愛する家族が言う言葉や行動に、心と耳を傾けるようになります。
行動のパターンが人にとっての「YES」か「NO」だけでなく・・・
犬自身が生活の中で考える・・・という場面を持ってもらいたいと思うのです。
そういった過程を繰り返す中で・・・
犬と人の生活がぴったりと合ってくるというのが理想です。
そういった視点のトレーニングは時間がかかります。
関係性を育むことを目指しているからです。
先日、伺ったトレ―ングで・・・
毎日少しずつ、意識しながらトレーニングを心がけてくださっているママさんが・・・
「時間がかかっても、将来こういう家族になりたい」と夢を語ってくださいました。
犬との関係は、日頃の関わりがとても大切です。
じっくりと関わることをどうぞ大切になさってください。
Brückeはそんな飼い主さまを心より応援したいと思っています。
9月からのトレーニングは本当に枠が少なく、申し訳ありませんが、今現在ワンちゃんことでお困りの飼い主さんがいらっしゃいましたら、まずはお問い合わせフォームからお知らせください。
カウンセリングだけでも、犬が変わった!自分が変われた!というありがたいお言葉を頂きます。
まずはカウンセリングでお話をお聞かせください。
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