犬に言葉を教えるということ(セッション)
7月初旬に伺ったセッションの様子をお伝えしようと思います。
トイプードルのあんずちゃんとバビちゃんです。
こちらはあんずちゃん。
いつもルンルンしていて、とってもハッピーガール。
こちらはバビちゃん。
バビちゃんは繁殖犬だったのか・・・
何度か出産を経験したことのある保護犬だったということ。
7歳で年齢的にもあんずちゃんよりも落ち着いた印象がありました。
これまでの経験からか、ちょっと怖がりのところもありますが・・・
ご家庭が落ち着いてらっしゃるので・・・犬たちが暮らしていくにはとても良い環境だと思いました。
今回伺った中で、アプローチすべき所は・・・
トイレトレーニングと、あんずちゃん・バビちゃんへの基礎トレーニング指導、犬たちの全体的な今の姿のご理解とその関わりでした。
その中でも「犬の言葉の理解」という点で今回は書かせていただきたいと思います。
以前にも犬と人の言葉については折に触れて書かせていただいているかと思います。
こちらのブログを読んでくださっている方はもうお分かりだとは思いますが・・・
犬は言葉を話しません♪(←当たり前 笑)
というより、犬は言葉を理解することはできません・・・最初は。
例えば、「オスワリ(シット)」を教えるときも・・・
「オスワリ」と言ってお座りをさせることができる犬はたくさんいると思います。
みなさんの犬はどうですか?
これは「オスワリ」という言葉と「腰を下ろして座る」という行動が犬の中で何らかの働きかけで結びついたからです。
「フセ」についてもそうです。
「オスワリ」や「フセ」は犬が普段生活している中でよくする姿勢ですので、行動を教えるのは割と簡単です。
ただ、おやつを見せてからお座りをさせている場合・・・
①おやつが見えて「オスワリ」と言われた
↓
②お座りをする。
↓
③おやつがもらえた。
となると、おやつとセットで「オスワリ」ということばがインプットされるのです。
そのため、おやつがない時にしかお座りをしなくなります。
おやつを使って「オスワリ」の形を教えた後は・・・
徐々に「オスワリ」という言葉の後にその行動をとれるようにトレーニングしていくことが大切ですね。
きちんと手順を追ってやればおやつを見せなくてもちゃんと「オスワリ」をするようになります。
オスワリをしないのは飼い主さんのリーダーシップやカリスマ性(笑)が足りないという訳で全くありません。(あ、でも、分かっているのにやらないってことは・・・ありますね♪)
犬を犬として見る・・・ということは・・・
犬を過大評価しないこと。
そして犬を過小評価しないことだと思います。
人の言葉があたかもわかっているかのように「ほらお友達だから仲良くしなさい」と犬に声を掛けられている飼い主さんをよく見かけます。
でも、それは犬にとっては理解不可能なことです。
例えば「お友達」とか「仲良く」という言葉が「興奮を沈めて落ち着こう」というコマンドとして入っていたら・・・
もしかしたら、犬は落ち着いてその場に座ったり、伏せたりという行動をするようになるかも知れません。
でも、それは高度なコマンドで、そこに行きつくまでに細かい色々な工程を経ないと無理ですね。
「NO」に至ってもそうです。
やみくもに「NO」や「だめ」を連発しても・・・
犬が「NO」や「だめ」という言葉が具体的にどうする行動を意味しているのかというのが分かっていないことには・・・
犬が次の行動に移るのは難しいですね。
やはり「NO」とか「だめ」という言葉を発するときは語気も荒くなるし、人によっては表情も怖くなるし・・・普段とは違う、犬たちが居心地が悪くなる雰囲気を醸し出すことがありますね。それにに反応して、犬たちが「NO」や「だめ」を理解することもあるかと思います。
しかし、「NO」や「だめ」もちゃんと手順を追って教えてあげることによって、犬にとっては分かりやすく・・・人にとっても負担のない言葉になるはずです。
そんなことをご理解いただいて・・・
現在トイレトレーニングと基礎トレーニングを頑張っていただいているMさまです。
MさまはBrücke活動地域から離れているので・・・
現在も動画やメールのやり取りで日々トレーニングを積んでおられます♪
Mさま、より楽しいドッグライフを送れますように・・・
これからもBrücke渡邊がお手伝いいたします♪
頑張ってくださいね♪
「うちの犬、私のいう事全然聞かないの~!」という飼い主さん。
一度、Brückeまでご連絡下さい♪
お待ちしております♪
*申し訳ありませんが、8月中のトレーニングは大変込み合っており、カウンセリング以外のトレーニングは9月以降とさせて頂いてます。
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