まずは落ち着こう♪セッション
本日は犬のプロ、トリマーさんの愛犬・トイプードルのフィービー♀とジョーイ♂のセッションに伺ってきました。
フィービーちゃんはジョーイ君のお母さんです。
ジョー君はフィービーちゃんの息子くん。
お悩みは、パパさんが帰宅されたときに犬たちが吠えて、小さいお子さんが起きてしまって困っていること。
車に乗っている時に、ギアの入れ替え、ウィンカーのカチカチという音・・・に反応して吠えること。
特にこの可愛いジョーイくんは、いつもはぁはぁ、キュンキュンしているということでした。
この日もやはり興奮は高めでした。
「これだとゆっくり休めないですよね?」というと「そうなんです。それが心配になっちゃうんです。」
隙があれば、ママのお膝に乗りたい。ママにくっついていたい。
フィービーちゃんもママ大好き。
小型の子がいるご家庭ではよくあることだと思うのですが・・・
いつも行くところ行くところついてくる・・・
そしてじ~っ♥と見ている。
ソファーに座ると、どこからともなくやってきて・・・
ポーンとお膝にのって寛いでいる。
可愛いですよね。
とっても可愛い♥
(あぁ、この子は私のことがとっても好きなんだなぁ)と感じることもあると思います。
でも、この関係性は犬にとってはとっても不健全なのです。
行くところ行くところついてくる。これは小さい子供がママのあとをつけてくるのとはちょっと違います。
飼い主さんの行動を監視しているのです。
そして・・・隙あらば・・・ポーンとお膝に乗ってくる。
犬同士の行儀のよい挨拶や関わりは、相手との距離の取り方です。
まずは目を合わせずに頭を下げてしっぽもカーンと上に上げることなく水平にゆ~らゆら。
(私はあなたに敵意はありませんよ。)
とメッセージを伝えながら近づくわけですね。
突然正面から近づいたり、飛びかかって行ったりするのはとっても不遜な態度ですね。
犬にもパーソナルスペースというのがあります。
これはまた今度お話ししようと思いますが・・・
踏み込まれても不快に感じないスペースの広さとでもいうのでしょうか・・・
そこにズイズイ入ってきたら、喧嘩に発展することもありますし・・・
それはとても行儀の悪い近づき方です。
ぽーんと膝に乗ってくるのは、犬たちの(自分が座りたい♪)という欲求だけです。
飼い主さんのスペースに何の断りもなく乗り込んでくる関係性は、飼い主さんへの尊重は感じられませんね。
「え、じゃ、犬を膝に乗っけちゃいけないの?」と思われるかもしれません。
そんなことは全くありません。
ちゃんと「どうぞ、いらっしゃい」と招き入れてあげて、思い切り可愛がってください。
(あくまでも家庭犬の場合です。)
私もそうだったのですが・・・
どうしても幼い子どもたちと重なってしまい・・・
犬が不安そうだったら、抱っこしてあげたり・・・
じーっと見ていると・・・(可愛いな・・・)と思って声をかけて撫でててあげたり・・・
人の子と同じように関わってあげたりしていました。
そうすることで犬も幸せなんじゃないか。犬の怖がっている不安を取り去ってあげられるのではないかという気持ちからそうしていました。
でも、犬の世界ではこういった関係性は健全ではありません。
犬が人の存在をいつも気にしながらいる。
ベターっといつもくっついている。
いないと不安になる。
これではリラックスしていられませんね。
まずは犬と人との間にきちんとした距離を保つことはとても大切なことです。
そして、人間の世界で生活するにあたってのガイドラインを示してあげることです。
そのご家庭、ご家庭でのルールをしっかり作ってあげるといいでしょう。
そして、そのすべてが信頼関係と愛情とで満たされたものであるといいですね。
犬からはどう見えてるか、犬はどう感じているか、犬はなぜこの行動を繰り返すようになったか・・・そこを学んであげることで、犬たちとの信頼関係はぐっと深まります。
今回、伺ったMさんはトリマーさんで犬の扱いのプロです。
そのトリミングをされている姿には本当にホレボレします。
そして、人としてとても優しい方です。
Mさんのプロとしての犬に対する感覚にちょっと犬の目線を取り込むことで・・・
フィービーちゃんとジョーイ君はあっという間に変わっていきます。
そして、ご自宅に伺った時に、ご主人様も熱心に私の話に耳を傾けて下さり、考えてくださいました。ご家族で取り組んでくださることはとても大事です。特に何も言っていませんでしたが、しっかりとご主人様も話を聞いてくださり、心から感謝です。
是非、セッションの時はご家族のみなさまご一緒に参加して下さるといいですね。
とても素敵なご夫妻で、お話も楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
フィービーちゃんとジョーイくんには明らかに変化が見られてるとのこと。
引き続き、取り組んでもらえたらと思います♪
また伺いますね♪
みなさんと愛犬との心的距離感は健全ですか?♪
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