お散歩の引っ張りトレーニング

先日、ちょっと遠くまで出張してきました。

mix♀のマルちゃんです♪

ドッグランでは穏やかで、パパやママといつも一緒にいる印象で、微笑ましく思っていました。


ドッグランでお話しさせていただく中で、引っ張りが強いということでお悩みだったので、一度見させていただくことにしました。

以前にも引っ張りについて書かせてもらいましたが、原因はさまざまです。

犬や人が怖い子、興奮が高い子、歩き方自体が分からない子・・・挙げればきりがないです。

ですから、「引っ張りにはこれ!」というのはありません。

まずはその子の引っ張りがどこから来ているかということを精査して、そこに働きかけていくのがトレーナーの仕事です。

そして、トレーナーが出来ても家族である飼い主さんが出来なければ、セッションの意味がありません。

飼い主さんが分かるよう・・・

飼い主さんができるように・・・

なってもらえるように、私は努力をしたいと思っています。

ご自宅に伺った時間は、まだまだ外が暑く、アスファルトも熱かったので・・・

しばらく室内でおしゃべりしたり、まるちゃんとママさんの関わりなどを見せていただきました。

この時に感じたことは・・・

まるちゃんとママさん、パパさんの関係性がとても良いというとです。

ママさんの言っていることに一生懸命耳を傾けて・・・

嬉しそうにしているまるちゃんの姿は、とても微笑ましいものでした。

飼い主さんの声掛けに、犬が耳を傾けて、考えて・・・実行する→できた♪→嬉しい♪→飼い主さんも嬉しい→犬も嬉しい&楽しい♪

こういう経験はより絆を強くします。

少し日が陰ってきたとはいえ・・・
まだまだ暑い外でしたが、さっそくお外へ繰り出して、歩く練習をしてみました。

まるちゃんは女の子ですが、16キロほどあり、線の細いママさんが引っ張られたら大変ですね。

リードをお借りして、何度も何度も行ったり来たりの正しい歩き方をまるちゃんに覚えてもらいました。

まるちゃん、本当に賢い子で・・・

(この人、何を言いたいんだろう?)と考えてくれる子でした。

最後は「おいで」っと方向を指示すると、自らその一歩を踏み出してくれました。

このタイミングでママさんとパパさんにも一緒に歩いてもらいました。

リードは張らずにゆるゆると・・・

ご使用になられていたノビノビリードは使い勝手が悪いので、別のリードを付けさせていただきました。

リードで引っ張るのではなく、飼い主さんを意識して、歩いてもらう。

「リードを緩めてくださーい♪」が私の口癖。

パパさんにも歩いていただきました。

まるちゃん、嬉しいとすぐにしっぽが上がってルンルン♪

小さいお子さんがいる方はお子さんを手をつないでいるのを想像してください。

好きな人がいる人は(笑)好きな人と手をつないでいる時を想像してください。

足並みってお互いに揃えませんか?

子供が前に走ろうとしたとき「危ないよ」とちょっと手を強く握って、伝えるように・・・

リードも「そっちじゃないよ。」、「大丈夫だよ」とメッセージを伝えるときにだけ「チョンチョン」と合図を送ります。

好きな人が自分を無視してぐんぐん先に行こうとしたら・・・「ちょっと、早いよ!」って言いますよね。

リードはそんなことを伝える紐です。

メッセンジャーですね♪

なのでずっと引っ張りっぱなしだと、メッセージが伝わらないどころか・・・

引っ張られた分だけ、犬は負けないように引っ張ってしまいます。これは「抵抗反応」といってとても自然な物理的な作用です。

飼い主さまから嬉しいメッセ―ジを頂きました。

「あの日から散歩変わりました!

たった1時間足らずのレッスン?トレーニング?で何がどうまるに伝わったのでしょうか⁇

まず、家の前から植込みまで引っ張らない。

今まではオシッコしたさに猛ダッシュしてるんだと思っていたのですが違ったんですね。

今日は、いつもと違うコースに行ってみましたが、立ち止るもののリードを引くとおとなしく歩きだしました♬

後退りせずついてきてくれました。

途中、車の多さや救急車の音に尻尾インでしたが、引っ張る事なく頑張ってました。

いつものコースに戻ると尻尾が下がり先だけが上がって落ち着いて歩いたんですよ〜♪

とても為になる時間をありがとうございました・・・後略


一緒に歩く喜びがひしひしと伝わってきて・・・

読んでいる私もニヤニヤしてしました。

誤解があるといけないので書きますが・・・

私が何か特別なことをした訳では決して、ありません。

ただ、「こうやって歩くんだよ」というのを教えてあげただけです。

こんなに短時間でまるちゃんの歩きが変わったのは・・・

飼い主さんのいうことに耳を傾けてきた子だからです。

これまでの飼い主さんの関わりが、お散歩につながったということです。

日頃のかかわりが何よりも大切です。

歩いているときに、まるちゃんはママさんやパパさんをよく見上げます。

「アイコンタクト」ですね。

このアイコンタクトを見逃さずに、応えてあげるママさんパパさんの姿にこちらまで嬉しくなりました。

犬たちからも能動的にメッセージを送っていることもあります。

しっかりと受け止めてあげることで、心の絆がより深まりますね。

コマンドとかそんなことだけじゃない・・・心と心の絆です。

犬と深い信頼関係が結ばれると・・・

そこにはお互いに協力して何かを共有しようとする関係性が生まれます。

犬たちと心でつながるお散歩。

こんなに楽しく、幸せで、心を動かされるものはありませんよ。

まるちゃん、Tさま、ありがとうございました。

本当に楽しい、有意義な1日となりました。

また、ご寄付を頂きありがとうございました。

早速、保護団体さまに寄付させていただきました。


みなさんも心でつながるお散歩してみませんか?


Brücke(ブリュッケ)

~ブリュッケ~ 犬と人の心をつなぐお手伝いをします。 犬と人とに流れる関係性を正しい形に直すということを目指しています。 まずは犬を理解するところから始めてみませんか。 より良い犬との生活を築けますように・・・ お手伝いが出来たらと思っております。

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