パピートレーニング
こんばんは。
Brückeドッグトレーナー渡邊です。
今日はパピートレーニングについて少し書きたいと思います。
私がお手伝いさせていただいている保護団体ではこれまでたくさんの子犬たちを保護しています。
もちろん1匹で保護される子もいるし・・・
兄弟姉妹犬で保護された犬もいます。
幸運なことに、お母さん犬とともに保護された子犬たちもいます。
周りにはいつも犬たちがいて・・・
とにかくずっと遊んでいます。
その遊びに中で、悲鳴のような(笑)声とともに、団子になって遊んでいたのがパーッと雲の子を散らすように遊びが中断したり・・・
小さいころから個性があって、強く出る子がいたり・・・
穏やかで控えめな子がいたり・・・
空気を読まずはっちゃけて、兄弟犬や大人の犬に怒られても・・・へっちゃら~なんて子もいます。
見ていて飽きないです♪
沢山の犬の中で、同じように過ごしてきても・・・
それでもそれぞれの個性があったり、性格でまた違った姿を見せる犬たちです。
我が家のチョコはペットショップ出身の子です。
2カ月の時にはショップの小さなガラスケースの中にいました。
母犬とはどの時期で引き離されたのでしょうか・・・
兄弟犬たちとは遊べたのかな・・・
犬としての経験値がものすごく少ない子です。
見習うべき犬も、遊びを仕掛ける仲間も兄弟もいない中で育ててしまいました。
犬の成長段階に関しては検索すればいろいろなところで詳しく出ていますので・・・
ご興味の沸くとところでお読みになってみてください。
生後3カ月以前は好奇心旺盛で何事にも怖がらずに挑戦します。ですから、「この時期に是非、いろいろな物に慣れるようにしてください・・・」と書いていあるところも多いと思います。
もちろんその通りだと思います。
家以外の場所、いろいろな年代の人、いろいろな風貌の人、大きい犬から小さい犬・・・
色々なものに慣らしましょう・・・
そんなアドバイスの元に、小さなワンコさんを連れていろいろなところに連れて行って犬と会わせたり、人に会わせたり・・・
パピー教室に行ったりされている方も多くいると思います。
でも、トレーニングをしているワンコさんの中で、「小さい時は大丈夫だったのですが・・・」、「パピートレーニングにも行っていたのですが・・・」とおっしゃる方が意外に多いのです。
インターネットでいろいろな情報を得ることができ・・・
犬についてのしつけ本もたくさんありますね。
この時期にはこうしてあげましょう。
これをやりましょう。
と細かくアドバイスが書かれていますね。
でも、それぞれの子犬たちの様子・・・
子犬たちの感情がどう動いているか・・・
そこを丁寧に見てあげてほしいのです。
良かれと思って連れ出すところ、連れだすところ、びっくりすること、逃げたくなるようなことの連続で・・・
そしてその場を用意していくれているのが頼るべき飼い主さんだとしたら・・・
子犬たちは何を頼りにその場を乗り切ったらよいのでしょうか・・・。
社会化とはその経験を犬たちがどう経験するかということがとても大切です。
人は、言葉でいろいろと説明して怖さを軽減したり、見通しつけさせて不安を解消したりすることができますが・・・
犬たちはそれぞれの「犬がどう感じたか」です。
良かれと思ってやっていたことが、犬の恐怖心や警戒心を強めていないでしょうか。
また、子犬の時の犬たちは家の中では好奇心がたくさん。
色んな物を噛んだり、壊したり、興奮したり・・・(笑)
お散歩に行けば、右に左に前に後ろに走り回る・・・
人の子も小さい時は目が離せないですよね。
親がいつまで手をつないで歩いたでしょうか・・・
犬も同じです。
子犬たちが発している愛情表現を却下していませんか?
犬を迎えても、人間だけの生活ルールに子犬に無理をさせていませんか?
当たり前ですが・・・
子犬も犬です。
人間の生活のことは全く分からない犬です。
犬も犬らしく生きられて・・・
そして人が人間の生活の中で犬が生きやすいように・・・
是非サポートするガイドになってあげてください。
ハチャメチャに見える子犬の行動を・・・
まずは、注意深く見てあげてください。
そうすることで・・・あなたも犬思考になれるかもしれませんよ♪
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