犬と暮らす

こんにちは。

Brückeドッグトレーナーの渡邊です。

昨日の大雪のせいで・・・

車を使わずに電車とバスで移動した私・・・

何十年かぶりの満員電車に・・・ろっ骨が折れるかと思いました(笑)

本日も、足元が悪いようです。

外出される方は、気を付けてくださいね♪


さて、犬のトレーニングをしていると、よくこんな質問をされます。

「これはどういう意味ですか?」

オーナー様は、犬たちが発するいろいろなメッセージを受け取りたいと常々感じられているのだと思います。


私も人間ですし(笑)・・・まだまだ勉強中の身・・・


犬たちが瞬時に発するメッセージのほんの少しを、ほんの少しのヒントを頼りに理解しようとしているだけで・・・

すべてを事細かに理解してあげられているわけではありません。

そして、人と同じように犬にもそれぞれにオンリーワンの個性があり・・・

大丈夫なことも・・・

苦手なことも・・・

それぞれに違います。

でも・・・

例えば、大きく分けて、人として嫌なこと。

とか・・・

これは「されたら嫌だよね」という・・・人間として大体みんなが共通して嫌なことってありますよね。


犬にもそういったものはあります。

例えば、正面から目をじっと見ながら来る・・・

犬よりも何倍も背の高い人が前かがみになって目を見ながら頭を撫でようとする。

といったようなこと。


目をじっと見るのは・・・

私がここでお伝えするアイコンタクトとは違います。

動物が相手を狙ってくる時に見るあの「凝視」です。

犬は最初挨拶をするとき・・・

理想的な形は相手を遠巻きにぐるーーーーっと回りながら距離を詰めて・・・

頭は低く・・・お互い横に回るような形で鼻先でご挨拶…そのあと、お尻をクンクンと嗅ぎますね。

これはとても素敵な挨拶の仕方です。

それこそ、寛容な犬は(強引だな・・・)と思いながらも、こういった儀式が無くても、かがせてあげる犬もいるでしょうし・・・

(絶対に嫌!)と嫌悪感を示す犬もいるでしょう。

これもその子、その子で違うと思うのですが・・・

犬の行動を細かく見てしまうと本当に途方もなくなってしまいますが・・・

基本的に犬は「怖いか」、「怖くないか」で生きています。

怖いと思ったり、ちょっと緊張の走るような所へ喜んで近寄っていくということはしません。

ですから、犬が尻込みしたり、嫌がるそぶりをしたら、それはその犬にとって「嫌なこと」であるという認識を持っていただけたらと思うのです。

恐怖心を感じないもの、うれしくて興味のあるものには犬は近寄ってきます。

それでも、近寄ってきたからと言って、(大丈夫だ!好きなんだな!)と思って、手を上から出したりすると・・・

噛まれたりすることもあります。

瞬発的に「恐怖」を感じたからですね。

犬が本来持っている本能的なものを刺激したということもあるでしょう。


人間が犬のすべての行動を把握することはきっと不可能に近いと思います。

でも・・・

犬が嫌がる・怖がる場面や、犬がびっくりする人の行動を少し覚えておくことで・・・

犬が恐怖心を持つ機会も減らすことが出来ます。

そして、それは「我が子だけの特性を理解する」ということでいいわけです。

全犬種のどの犬にもオールマイティに通用しなくても・・・

「我が子」が分かればいいのです。

そして、そのわが子を他の飼い主さんや友人に紹介するときにその「特性」をお伝えしてくだされば・・・

少なくとも、いい関係性を持てるのではないかと思うのです。

「犬はこういう生き物」という概念って・・・

犬は持たれやすいと思うのです。

犬をテーマにした情報がたくさんあるからです。

人に従順で。。。献身的で。。。我慢強くて・・・賢くて・・・

でも・・・

そうではない子もたくさんいます!


そうではない子のほうが多いかな?(笑)我が子も含めて♪


まずは我が子を理解すること。

犬が嫌なことを理解すること・・

嫌なことを無理に馴化させるよりも・・・

楽しい経験、自信が持てた経験を増やしてあげること。

これによって犬のキャパシティも広がっていきます。


人は頭をなでるのは褒めるときですね。

でも、犬にとって上から頭を撫でられることは決して「それ」とは限りません。

ほっぺに「ちゅ♪」っとしてあげることは・・・

犬にとって脅威でしかなかったりもします(笑)

人の行動と感情の結びつきは犬の「それ」とは全く違います。

こういった事を理解してあげることは「犬と暮らす」上でとても大切なことだと思います。

頭を撫でられるのが怖かった子が・・・

頭を撫でられている感覚と・・・ものすごく心地よい経験が結びつくことで・・・

頭を撫でられた瞬間に犬の中で「幸福感」を感じるようになります。

前回の歯磨きの練習もこの原理と全く同じです。

犬にとっては本当はあまり得意ではない場面を好きな場面に変えていく・・・

「好き」とまでいかなくても・・・「大丈夫な場面」に変えていく・・・

これは犬の行動の学習理論に基づいて少しずつ馴化させれば可能なことだと思います。


是非、犬目線で・・・なぜ怖がっているか・・・なぜ嫌がっているか・・・を考える視点を「犬と暮らす」中に取り入れてみてください♪


いろんな犬がいるけれど・・・

犬がいると生活は本当に豊かで、楽しくなります。

そんな犬との生活をぜひとも送って頂きたいと日頃より思っている渡邊です♪





Brücke(ブリュッケ)

~ブリュッケ~ 犬と人の心をつなぐお手伝いをします。 犬と人とに流れる関係性を正しい形に直すということを目指しています。 まずは犬を理解するところから始めてみませんか。 より良い犬との生活を築けますように・・・ お手伝いが出来たらと思っております。

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