犬のコミュニケーション
今日は犬のコミュニケーションについて書こうと思います。
私は幼少の頃より動物が大好きでした。
その中でも犬がダントツに好きで・・・その次に猫・・・その次に馬・・・と。
挙げればきりがありません(笑)
犬の好きなところに表情が豊かなところがあります。
犬は表情が豊かで、こちらをじっと見つめるその表情に・・・
なんでもこちらの気持ちが分かってしまっているように思う時もあります。
言葉を話さない分、こちらの気持ちをなんでも理解してくれていると錯覚してしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、犬は言葉を話さない動物です。
犬は体全体を使ってコミュニケーションを取ります。
耳の動き、目の形、口の開き具合い、頭の位置、しっぽの位置・形・向き・・・
全てを使って相手にメッセージを送っています。
それは秒単位で目まぐるしく変化すると言われています。
残念ながら、人間である私たちがこれを瞬時に読み取ることはできませんし・・・
同じように体を使って、メッセージを送ることはできません。
ではこんな異文化で異言語を持つ動物たちと人間はどうやって暮らしてきたのでしょう?
そして、どうやって共に働き、共に助け合い、共にスポーツを楽しんできたのでしょう。
それは人が犬に、犬が人に学ぶことです。
「犬」を「犬」として理解すること。
擬人化した過大評価ではなく・・・
等身大の「犬」という生き物を愛して、リスペクトすることだと思うのです。
共通言語を持たない犬とコミュニケーションを図る方法・・・それは学習させることです。
犬も人も行動のすべては「学習」によって成り立っています。
私たち人間も、日常生活でやっている行動はすべて「学習」によって成り立っています。
もし、文化的な生活に触れることなく育ち、生活したとしたら・・・
トイレに行くことも、服を着ることも、道具を使って料理をすることも・・・しないでしょう。
私たちの生活はすべて先人たちの残した知恵の上にある文化的生活を学習しているのです。
犬も同じです。
人と共に暮らすには・・・
犬の文化ではない人の文化を学習させてあげなければならないのです。
「お友達だから犬と仲良くしなさい」とか
「安全のためにクレートに入っていなさい」とか・・・
犬に理屈を述べても・・・それは全く伝わりません。
犬自身が「安全だ」、「心地よい」、「楽しい」と思うことで行動は繰り返されます。
これが学習です。
一つ、一つ丁寧に人が行動を導いていきます。
この過程で信頼関係が育まれ、この過程が犬の心理を動かしていきます。
私は犬といると、とても幸せです。
だから人間社会で犬たちが困らないように・・・
しっかりと「ガイド役」を務めたいと、私は思っています。
みなさんは犬に人間社会の大海原で困らないようにわが子に知恵を付けてあげてますか?
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