犬と暮らす
このところ、デンタルケアの記事が多くなってしまっているのですが・・・
今日は犬との暮らしについて書きたいと思います。
現在、我が家では推定6歳になる里親さん募集中である、雑種の「朝」という名前の子を預かっています。
この子は、他の8頭とともに、繋がれっぱなしの劣悪な環境にいるところを、現在私がお手伝いさせていただいている保護団体の代表に見つけてもらい・・・
環境改善とお世話がスタートするのです。
初めてお世話に入ってから、今年で4年目になるそうで、現場にいた朝を除いた他の8頭の子たちはみんな、素敵なご家族と巡り合い幸せに暮らしています。
私もこれまで何度か現場にお世話に行ったことがあります。
こんな環境でしたが、どの子もみんな人が来ることを心待ちにしてくれていました。
当時は4頭、5頭いましたので、みんな我先にワンワンアピール(笑)
こうやって、吠えて、人の手を、お散歩を、ご飯を求めてきました。
朝が我が家に来るまで、朝はこうやって自己アピールをしてきたのですね。
吠えるというは、トレーニングをしていると・・・
特に集合住宅にお住いのお宅では頭を悩ます主訴になることが多いです。
「吠え」といってもその原因は、もちろん一つではありません。
朝が我が家に来たばかりの頃、お散歩前の興奮(早く行きたい♪)、ご飯の用意の前の吠え(早く食べたい)このタイミングでワンワンと甲高い声で吠えていました。
我が家のお散歩は朝五時と早く、吠え声が聞こえるとご近所のご迷惑になるので・・・
「犬は吠えるもんだからね~」という訳にもいかないのですよね(笑)
しかも、朝はずーっとこのスタイルでやってきているのです。
身体に染みついているのですね。
「犬の吠え」でお困りの時に・・・
ネットで検索すると・・・
「吠える」→大きな音を立てる→犬がびっくりする→犬の吠えが減る
なんてことが書いてあるのをお読みになった方もいるのではないでしょうか。
犬たちの行動の増減は確かに、人為的なものも含めて、こうやって行動が増えたり減ったりすることはあります。
しかし、「朝」の「早くお散歩に行きたい!!」というこの気持ちを・・・
何かの嫌悪刺激によって減らそうなどとは・・・到底思えないですよね。
朝はどうすれば、穏やかにお散歩に出かけられるだろう。
落ち着いていても、ちゃんとお散歩に行けるよってわかってもらえるのだろう。
毎日、あれやこれやと探る日々でした。
それでも1週間もしないうちに、それに行き当たります。
朝は、人の手が好きです。
用意をしているときに、体を触りながら、ゆーっくり撫でながら、首輪をつけて・・・リードを付けてあげればいいのです。
これだけで、朝はうっとり。
静かにお散歩へと出かけることが出来るのです。
声を出すことはありません。
ゴハンの用意の時の吠えはどうかというと・・・
予め、用意しておくのです。
朝を待たせないように・・・
たったこれだけです。
そこから鼻先にボウルを持っていき、誘導。
吠える前に、ご飯を上げます。
これで、少しずつ待つ時間を伸ばしていきます。
お散歩前の吠えだって、お食事前の吠えだって・・・
犬にとっては別に不思議な事でも何でもないのです。
でも、一緒に暮らしていく上で・・・
犬たちに協力してもらわなければならない時がありますよね。
そんな時、短絡的に「嫌悪刺激」に頼らずに、「考える」作業をして下さったらな・・・
と思います。
犬に伝わる言語で・・・
「観察」と「熟考」をなさってみてください。
犬たちは私たちを理解しようと、いつも努力してくれているように思います。
犬と平和で穏やかで楽しい生活しませんか?
現在の朝はお散歩前の吠えはほぼ解消されました。
ゴハン前は、ちょっと興奮するときありです(笑)
それは・・・ご愛嬌で♪
ご相談はBrückeまで。
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